オーナーのちょこっとばなし/パート2

こんなもんかで終わらない!海の指南書

(あなたのイメージを凌駕する海に出逢うコツ)

海が好きだから伝えたい「スキューバダイビング」に対する真面目な想い

こんにちは♪
ダイビングスクールサンズ/オーナーの藤田真悟(フジタシンゴ)です。

『オーナーのちょこっとばなし』も今回で2回目となりました。
ここでは、サンズをご利用いただいているダイバーさんからいただいた質問などから、
私がよくお話している内容をもとに、スキューバダイビングがどういうものなのかをお伝えできればと考えています。

挨拶の写真

もちろん、この『ちょこっとばなし』は私が思うところになります。

スクール様ごとに方針や想いがありますし、違いがあって当然です。
ただ、「スキューバダイビング」がどういうものなのか・・・
少しでも知っていただけるお手伝いになれば嬉しいです。

レジャーでもない!競技でもない!自然を体感する「スポーツ」です♪

スキューバダイビングは、「レジャー」と考える方は多いと思いますが、
私たちサンズのスタッフは、数ある「スポーツ」の1つだと考えています。

ことばの意味としては似ていますが、心身や技術を鍛えることが必要と考えると、
娯楽・行楽といった「レジャー・アクティビティー」ではなく、カラダを動かす「スポーツ」という考えが正しいと思います。

プールトレーニングの写真

残念ながら、スキューバダイビングは、だれでも簡単にできるレジャー(娯楽)ではないんです!!
野球やバスケットボールなどと同じように、思い通りに楽しむためには、
ルールを知り、技術習得が不可欠だということを忘れないでほしいです。
ましてや、「海に中での活動」です。生半可な気持ちでは、自分自身を「危険」にさらしてしまいます。

スキューバダイビングは、旅行先でのアクティビティーといったイメージが強いですが、
こう考えていただけると、スポーツという考え方に納得いただけるのではないでしょうか。

一方で、スキューバダイビングに競技性はありません。
勝敗や順位をつけることもなく、身体能力にこだわる必要もありません。
健康状態が良く、ルールや技術を身につければ、だれでも楽しめるスポーツなんです。
最近では、夫婦や親子のコミュニケーションとしてダイビングを始める方も増えています。
また、社会的地位や上下関係もないフラットな人間関係が築けることも魅力です。
サンズでも、名だたる会社の重役さんと、学生ダイバーさんが、水中カメラの撮影について気さくに話されたりしています。

年齢・性別・身体能力・立場や肩書に関係なく、楽しめる。
そんなスキューバーダイビングってめちゃくちゃ素敵だと私たちは思っています。

ダイビングの「危険」はあなた次第で回避できる

海に中での活動である以上、「危険」があることはぬぐうことができない事実です。
この「危険」とはなにかをしっかり把握していく中で、私はよく「車の運転」を例に挙げることがあります。

最初は緊張して、運転するときもドキドキしながらだと思います。
しかし、毎日のように運転し続けると、ハンドル操作にも慣れ、気持ちにも余裕が出てきて「楽しく」なってきますよね!
家族や友達とドライブに出かけたり、高速道路を使って旅行にいくこともできるようになります。
もちろん、慣れによる「過信」は避けなくてはいけませんが、危険を回避するための判断力も培われます♪

ダイビング中の写真1

スキューバダイビングも同じです!

特に大切なことは・・・
「コンスタントに潜る機会をつくり、海にもダイビングに慣れること!」です。
知識や技術を習得しても、使わないと忘れてしまいます。
潜る機会が訪れた時に、緊張や不安だけでなく、機器の操作が不確実では安心して楽しめないですよね(^▽^;)

車の運転もただ免許を持っているだけでは、宝の持ち腐れです!
ダイビングも、ただライセンスを持ってるだけでは、楽しめないでしょう。
海にもダイビングにも、慣れるまで少し時間がかかります。
想い描いたように海を自由自在に楽しむためにも、少しの努力は必要だと思ってください♪

でも安心してください♪継続してコンスタントに潜れる経験を重ねると、必ず上手くなります!!
器材の操作にも、海にも慣れてくると、視界が一気に広がり、自分でお魚を探す余裕もうまれます♪

どんなスポーツも精通する「基礎が大切」という考え

ダイビングで「基礎」といえば、オープンウォーターダイバーで習う水中技術になります。

特に、無重力の状態をつくる「浮力コントロール」は、感覚的な技術になってしまいます。
この感覚は、色んな複合要素から成り立っていますので、ダイバー1人ひとりで全然違います。
インストラクターも感覚をつかむための「コツ」を伝授するにすぎません。

感覚は自分でつかむしかない!!
地道な努力の積み重ねが大切になります。

野球でいう「素振り」練習に似ているかもしれませんね♪
イチロー選手や大谷選手などのプロ野球選手も、素振りなどの基礎練習は日々欠かさないと伺います。 それだけ基礎が大切なのだと思います。

いつもと同じ感覚をキープする・・・
それが自分の安全や楽しみにつながると思うと、是が非でも感覚を養っておきたいですよね♪

ダイビング中の写真2

私たちサンズが、オープンウォーターダイバーコースにたくさんの工夫と時間を準備しているのも、
基礎となるオープンウォータースキルが、今後の皆さんのダイビングライフに大きな影響を与えることを知っているからです。
基礎をいかに頑丈につくるか!私たちが妥協したくないこだわりの1つです。
ダイバーの皆さんが、海を安全にそして120%以上楽しむためにも・・・

私たちからのお願いです。
ダイビングをはじめたら、どんなカタチであれ必ず続けてください。
毎日・週イチとは言いません(笑)
かといって、年イチに数日間一気に潜るだけでは意味がありません!
できる限りコンスタントに潜る機会をつくってください。

そのためのサポートは、私たちインストラクターが惜しみません。

上手くなると見れる「イメージを凌駕する世界」

ダイビングを始めるきっかけはそれぞれだと思いますが、
多くの方は、ネットやテレビで見た映像のイメージが強いと思います。

ただ、イメージと同じような景色は、すぐ目の前にあるのにもかかわらず見えないことがあります。
難しい表現になってしまってスミマセン。
要するに、見る人の「心身の状態」によって、イメージ通りに見えたり、見えなかったりするということです。

映像を撮られているカメラマンは、ある一定の以上の潜水技術を持っている方になります。
同じ視点とまでは行かなくとも、自分にある程度の「快適さ」や「余裕」がないと、
例え、同じシチュエーションに遭遇しても、イメージ通りには見えないということです。

せっかくの機会も、イメージとは遠く離れた風景になってしまい、
「こんなもんか」と残念に思う方もいらっしゃると思います。

マンタの写真

私たちは、海が魅せてくれる風景に「こんなもんか」なんてないと思っています。
むしろ「こんなものか」と思う方のそばで、イメージを凌駕する「どエラい」風景に見えてる方もいらっしゃるということです。
これは間違いなく、ダイビング技術の高さ、経験数に比例します。

いかに自然に、快適に、緊張や焦りもない状態か・・・・

せっかくの海洋生物との出逢いも、「こんなもんか」で終わらせたくないのであれば、
やるべきことはすごくシンプルです!!

「スポーツとして技術をみがく」
「継続的に潜る機会をつくる」
「基礎を疎かにしない」

皆さんの気持ちや取り組み方次第で、なんとでも変わります!
「こんなもんか」で終わらない!あなたが想い描いた海で、イメージを凌駕するシーンに出逢うために、
必ずコンスタントに続けてください。努力を重ねた分だけ、きっと海が応えてくれますよ♪

皆さん、最後まで「オーナーのちょこっとばなし/パート2」をご覧いただきありがとうございます。
次は、ぜひ一緒に海を楽しんでください。

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